『南極大陸』は、2011年に、TBS系の「日曜劇場」枠で放送されたキムタク主演のテレビドラマ。TBS開局60周年記念番組の集大成として、北村泰一の『南極越冬隊タロジロの真実』を原案に制作された。当初は仮題として「神の領域に挑んだ男と犬の物語」の副題があった。キムタクが「日曜劇場」で主演を務めたのは、2007年の『華麗なる一族』以来4年ぶり。主題歌は中島みゆきの書き下ろし曲「荒野より」。
放送局:TBS
放送期間:2011年10月16日から12月18日
出演者:
木村拓哉
渡瀬恒彦
柴田恭兵
香川照之
堺雅人
緒形直人
綾瀬はるか
仲間由紀恵
木村多江
山本裕典
寺島進
吉沢悠
岡田義徳
志賀廣太郎
芦田愛菜
あらすじ:
昭和30年代、敗戦からの復興を進める日本は、戦勝国を中心とした国際地球観測年による南極観測への参加を表明する。しかし、他の参加国からは敗戦国であることを理由に罵倒される。そして、日本に割り当てられた観測場所は「inaccessible(接岸不可能)」とされていたプリンス・ハラルド海岸であり、日本は全く期待されていなかった。その中で、倉持たちは日本が世界と肩を並べる時が来たとして、南極観測のために尽力する。[wikipediaより抜粋]
撮影は実際に南極へ行ったわけではなく、吹雪く北海道で行われました。4月に差し掛かると、さすがの北海道も雪が減ってきて、毎日トラックで雪を運びながらの撮影だったそうです。
視聴率はちょっと残念なカタチに終わった南極大陸
TBS開局60周年記念番組として製作された、TBS渾身のドラマでしたが、ちょうど同じ時期に松嶋菜々子さんのが主演したあの大ヒットドラマ「家政婦のミタ」とクールが重なり、視聴率はすべて20%以上と期待されるキムタクドラマだったはずが、全話の平均視聴率は17.63%という期待ハズレの結果に終わってしまいました。
これには主題歌を作った中島みゆきさんもブーイングだったとかなんとか・・・。
ところで視聴者の中には、高倉健さん主演の「南極物語」とこのキムタク主演の「南極大陸」を混同してしまっている方も多いようで、質問サイトでは「なにがちがうの?」といった疑問が投げかけられています。
このことはキムタクも気にしていてたようで、自身のラジオ番組のリスナーさんから「南極物語の撮影どうですか?」とタイトルを間違った投稿が多いことに対し、声を大にして「南極大陸ですから!」と訴えていました。
「南極物語」「南極大陸」共に内容の原案は同じ原作からきているものの、それぞれテーマが違っていて、「南極物語」は樺太犬のタロとジロを置きざりにせざるを得なく、奇跡的に両犬が生き残ったという犬をテーマにした感動のストーリーで、一方「南極大陸」は日本の夢をのせ、日本の復興の為に南極に出発する熱い男たちのストーリーなのです。
「南極大陸」にも犬が出ていますが、大の犬好きのキムタク、TBSの公式インタビューでは、「本番が終わった後、感情をコントロールできなくて、香川さんと2人で震えながら泣いたのを覚えています。」と答えています。
犬メインの「南極物語」の方のリメイクだったら、キムタクはきっと崩壊していますね!