なぜドラマの一部がわざわざ生放送になったのか、そのアイディアの出どころが気になるところですが、とにかくロングバケーションの最終回でキムタクと山口智子が走るシーンがロンドンのHolland Park Avenueから生中継で放送されました。
ロンバケのあとも『私が恋愛できない理由』2011年、『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』2012年と、キムタクのドラマは2回生放送がおこなわれています。
最初に生放送をやったロンバケではどんな感じで撮影が行われたのか、当時の様子をキムタクがラジオで語っていました。
ロンドンの街を走り回った瀬名と南
2015年8月28日放送のTOKYO FM『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』の中で、大学院で「キムタク論」を研究しているリスナーさんから、
「前からどうしても聞きたかったことがあるのです。それは、「ロングバケーション」の最終回の街の中を駆け抜けるシーンです。このシーンが生放送だったというのは、本当だったのでしょうか?DVDで何度見ても生放送には見えず、もし、生放送だったとしたら、当時の雰囲気というのはどういうものだったのでしょうか。」という質問がきていました。
この質問に対してキムタクは、「最終回の街の中を駆け抜けるシーン、あれは生放送でした。画期的というか、よくやったなっていう感じですよ。」と当時をふり返りなつかしそう。
で、ドラマの中で瀬名は南に「いっしょにボストンに行こう」と誘うシーンがあるのですが、ボストンに行った2人と言う設定だったけど、実際に撮影していたのはイギリスのロンドンだったらしく、
「あれ、ロンドンなんですよね。ロンドンと日本の放送のタイムラグってあるじゃないですか。あれも計算したうえで、『タイムラグもあるので、早めにいきます、よーい、はい!』って言って、当時、山口智子さんと、ロンドンの街を走りました。」と時差を計算しつつ撮影したと説明していました。
撮影時の様子は、「「いつ放送が終わったのかとか、『もう終わったんじゃね?』っていうくらいの距離を走りました。遠くの方から、スタッフが『カットーーー!』って言って、『大丈夫だったみたいです!お疲れ様でしたーーーー!!』みたいな感じで終わりました。」とのことで、ロンドンの街を走り回ってるうちに生放送は終わっていたんですね。
バラエティでの生放送はたくさんありますが、人気ドラマの超肝心な最終回のシーンを生放送で、こともあろうに海外から、しかもまだネット環境もなく衛星放送で電波も不安定な時代に生中継で構成するなんて、どう考えてもバブルの狂気としか言いようがありません!
キムタクと山口智子さんが、全国のファンの前でコケて血だらけになったりしなくて本当によかったと思います(笑)