「無限の住人」のことを話したくてウズウズしていたキムタク
原作が大人気マンガということと、SMAP解散後の初の主演映画になるという注目度から、ことあるごとに話題に上っているキムタク主演の映画「無限の住人」ですが、撮影はどんどん進んでいたのにこれまでキムタクが情報を発信することはNGとなっていました。
やっと11月下旬に入り、一部の映像が配信されたと同時に、キムタクサイドも公にこの映画に話すことができるようになったみたいです。2016年11月18日放送の「What's up SMAP」ではキムタクが、
「映画『無限の住人』、やっといろいろ話せますね。”いつまで止めなきゃいけないんだろう”っていう感じだったので、やっと話せる!出せる!イケる!みたいな感じがありますので、今日は映画『無限の住人』、無限に出しまくりスペシャル!をお送りしたいと思います!」
と思いっきりはじけて、はりきって特集を組むほど、話したくて話したくてしょうがなかったみたいです。
その反動か、この回のラジオ放送で一気にどどどどーっと映画について話しまくっていましたw
ちょっと長くなりますが、映画について語った内容をお知らせしますね。
必ずもう一度経験したくなる三池組の話
リスナーさん:
「キャプテン、こんばんワッツ。ようやく解禁になりましたね ”無限の住人”。“むげにん”のHP覗いてみたら万次さんいるし!!!めっちゃかっこいいじゃないですか。あまりのかっこよさに鳥肌立ちました。
特殊メイクのみみずばれのような傷もリアルですしガンとこちらを見る目力の強さ。これが万次さんなのかと、見とれてしまいます。「忠臣蔵1/47、武士の一分、宮本武蔵」とは違った殺陣が見られるのでしょうか?キャプテンの殺陣、好きなのでワクワクしています。
少しずつ撮影の裏話が聞けるようになりますか?面白いスタッフさんのお話など、ワッツでしか聞けない裏話を楽しみにしています。」
キムタク:
「リスナーさんがが『楽しみにしている』と言ってくれている殺陣というか、命の奪い合いになるんですが。これは、ん~自分が携わられていただいた中では、比重は半端ないです!
そうですね、杉咲花ちゃんが演じてくれた、凛っていうキャラクターがいるんですけど、それ以外はだいたいが敵?(笑)。
ハイ。もう~次から次へって言う感じですね。
落ち着いて座って喋ってるっていうのが、撮影をしてても”久々だな”っていう、それぐらいの頻度でしたね。
なので、ぜひぜひ、リスナーさんは楽しんでいただけるんじゃないかと思いますよ。盛りだくさんなんで。」
「今回、初めて三池組というチームに参加させていただいたんですけど。いや~っもう、クランクインの前、メイクの打ち合わせと化する前に、実際に三池さんとお会いしてお話を伺おうかな、と思った時点なんですけど。プロデューサーの方に『三池組と一緒にお仕事された方は、必ずもう一度経験したくなる。そういう組です』ていう説明を受けて。
ま、そのときは正直、その時は、ですよ?「まだやってねーじゃねぇか。」って思ってたんですけど、
実際に参加させていただいて、三池組を体感させてもらった後は、そのあとはすごく、プロデューサーの方が仰ってくれた内容がめちゃくちゃ理解できましたね。そんな組でしたよ。も~なんなんだろう、あんなパッションにあふれたチーム、組って、あるんだと思いましたね。」
「それこそ、三池さん自身が、普段は色メガネをかけて、ドクロ系のTシャツを着て、手に数珠をつけて…もうまさにクローズの監督に適した方だなっていう、ドスのきいた感じをビジュアルで見てたじゃないですか?相当クセのある方なんだろうなと思っていたけど、全然違いましたね。
ほんっとに、それこそ杉咲花さんに対してのディレクショニングなんかは、ほんっと言葉を紳士的に選んで、もうだからこう、暴力的な表現っていうのが全然ないんですよね。あれ、そういう人なの!?っておもうくらい。あの色メガネの奥は、めっちゃ優しい目をしてますよ(笑)
ほんと、びっくりした。いや~ほんとね、あの、三池組のお話をしてくださいってフリをいただいたら、曲とか流さないでずっと話していられる感じですね。」
戸田恵梨香は逃げない!刀を持って30テイク以上でやっとOK
リスナーさん:
「お誕生日を前に「無限の住人」の情報が解禁になりました。公開されたポスターのキャプテンが想像以上の素敵さで、もうドキドキです。万次を生きた拓哉さんに会えるのは4月。ちょっと先ですが、楽しみで仕方ないです。
共演の方も発表になったので、拓哉さんから撮影現場のことなどきけると嬉しいです。以前ポロリしちゃった、満島真之介さんから、兄貴っていわれてましたね~。エンジンで共演された戸田さんの印象などもききたいです。」
キムタク:
「共演者も発表になりまして、ま、今メールの中にでてきました、戸田恵梨香さんの役なんですけど、これは~はすごいですよ!カンタンに言うと、『無限の住人』には、いろんなすっげーやつがいっぱいいるんですけど。正直、男女問わず、きっと、僕が認識している中で一番強いですね。実は。槇絵っていう役なんですけど。
こっれは~大変だと思いますよ。
槇絵を引き受けるっていう時点でかなり高いハードルだと思いますし、いま普通に戸田さんって言ってるんですけどラジオなんで。
…ボク的には『エンジン』というドラマで、風の丘ホームっていう所にいた1人なんですよ。だから、なんか、すごく照れくさいっていう部分も正直あったんですけど、もうほんとに、お会いして開口一番「ごめん、エリカいくつになった?」っていう風に言ったら、「あ~もう~アタシ20いくつです。」「そっかぁぁ~~~」って言って。
ま、そこからでしたね。すでに彼女は槇絵に扮した状態でいてくれたので、あんまりこのトークは広げたら違うな、と思って、うん、すぐにそれぞれの空気に、気持ちに、戻っていったんじゃないかな、って思うんですけど。」
「またね~、戸田恵梨香さんが逃げないんですよ。ほんとに細かいワンカットなんですけど、うん。槇絵が斬ってきたものを万次がよけるっていうシーンがあったんですけど。
それがね、万次が持っていた武器と、槇絵が持っている武器の特徴がまた複雑で、彼女が繰り出してきた剣に対して、ぐっ!とボクがよけなきゃいけない、ほんの一瞬なんですけど。ん~粘りに粘って。
…テストでやった時に、それが出来ちゃったんですよね。『おおー!できますね!』ってなって、「じゃ本番!」って本番始めたら、なかなか刃と刃が噛み合わなくて。」
「けっきょく、万次と槇絵の一瞬のワンカットなんですけど、28か9?もうちょっといったかな。32、3テイクいったのかな?うん。
でも、ブレイクを入れるとか、水を飲むとかいうこもなく、ずっとカメラの前で30なんテイク挑戦して、そいで、30、ん~たぶん34か5のとき、そのぐらいのとき、テストで出来た、刃と刃がカチーン!!って噛みあって、で「カットーっ!Ok!」のができて、楽しかったですね。はい。」
キムタクのせいで監督に気まずい思いをしてしまった満島真之介
「あと~チラッと話にも出ました満島真之介なんですけど、ボク的には初めてご一緒した共演者なんですが、すごく彼自身マインドがものすごくいい人で。で、いろいろ話を聞いたら、自転車で日本一周を成し遂げた男らしくてですね、やっぱそういうことを過去に実行している人って、何か違うよね。
すごい状況に置かれてもフラットなんですよ、自然体というか。ボクは自然体な人~、大好物なので(笑)。で~彼が演じてくれたキャラクターが、凶(まがつ)っていうね、キャラクターなんですけど。
ほんで~三池組の話に戻っちゃいますけど、やっぱりね~なんだろ他の組だと『そうですね~今日は(雨が)止みそうにないので、すみません~。今日はこのへんで以上とさせていただいて…』っていう感じになる状況、なんだけど!
絶対に後に退かないというか、ずっと山の中でテントで待つっていうね。」
「で、そういう待っていう時間になると、手にするのがスマートフォンンだったりするんですよ。そういう時に真之介に、『LINEとかやってる?』っとか言ったら、『あーやってますよ!』って言って。そこで、同じテントの中のとなりにいるんだけど、LINEのスタンプで会話をこう、したりとか、ずーっとして(笑)。
ほんで~そこで真之介くんが、おもしろいスタンプがあって『しばし待つの刑』っていうスタンプを送ってきたんですよ。
で、『こいつおもしれぇな。』と思って、んで~あのーボクは江頭さんのしゃべるスタンプで『頼むよー』っていってまず送って、んでーそのすぐ後に『はやくしろよ~っ!』っていうのを送ったんですよ。そしたら~彼のスマートフォンが、あの~待ち時間っていうのもあって、マナーモードが切れてまして。
で、ボクが送った『はやくしろよ~っ!』が、彼がスタンプをパコッとタップしたら、出演者テントの真横に監督がいるテントがあったんですけど(笑)、あの~江頭さんの『はやくしろよ~っ!』ってのが流れてしまいまして、で、ちょっと監督のいるテントがざわついていましたwww
ま、でも一緒にご飯食べに行ったりとか、うん。真之介良かったですね。
あとは~、それこそ、えー福士蒼汰くんだったり、市原隼人だったりとか、市川海老蔵だったりとか、や~もう本当にすごい時間でしたよ」
さすが!ゼッタイに着くずれしない市川海老蔵
リスナーさん:
「キャプテンが話したくて仕方なかった映画無限の住人のキャストの皆さんが発表されましたね!
共演の市川海老蔵さんが、ブログでキャプテンからロン毛をほめられて、すごく嬉しかったって言ってましたよ。是非、撮影の裏話などあればワッツで教えてほしいなあー!よろしこですー!」
キムタク:
「はい、さっきもチラッと名前が上がりました市川海老蔵なんですけど、彼がやってくれた役は、彼じゃなかったら難しかったんじゃないかな。本当に適材適所というか、三池監督のキャスティングはすげー面白いな~と思うんですけど。
彼が演じてくれたのが、閑馬(しずま)という役なんですけど。
立場上、万次と同じ体を持ってしまった男で、うん、もう何百年も生きてる設定の役なんですけど。イヤ~すごいオモシロかったですね。
やっぱり日本のエンターテイメントを継承している人間なので、びっくりしたのが、ボクらってふだん着物ってあんまり着てないじゃないですか?なので、撮影のときしか、めったに機会がないじゃないですか。そうするとあんまり着物を着なれていなかったり、所作が出来ていなかったりすると、早めに着崩れるんですよ。
割と、その~うずまさの衣装のスタッフのみなさんってそこでもこう、アンタこれくらいできるな、っていうのをこう、だから着崩れが早い人って、わりとね、スタッフさんに『あかんやないか~』みたいに言われてしまうんですけど、そこ大事なんですよ。
それで~一緒に撮影してみて、ふっと気付いたのが、全然着崩れしないの!」
「ほんで~それこそ、これが市川海老蔵なんだな~と思うんですけど、すごく体のフィジカルな部分とかも大事に思っていて、ロケ場所の真横にちょっと大きめのレジャーシートを広げて『ちょっとオレ体伸ばさないとね』って言って、そこに仰向けに寝て、フィジカルのトレーナーさんがいて、ブワ~ってストレッチして、で、体緩めて温めて。
それで~そろそろ現場のカメラ、照明の用意が出来て『では、お願いします!』くらいのタイミングで、ふっと立ち上がって歩いてくるんですけど、着物が着崩れてないんですよ、着物。
『なんだこいつ~!?』と思ったんですけど(笑)。”かっこいいな”って思いましたね。その時に、劇中のキャラクターがそういう風合いなので、彼は長めのかつらをのせてやってくれたんですけど。
それがなんかこう遠目で見てて『いいじゃん!いいじゃん!』って言ってたら、『マジっすか!』って言ってましたよ(笑)。楽しみにしてほしいと思います!」
----------- 2017年4月29日公開の「無限の住人」について、堰を切ったように話しまくったキムタクさんですが、この長ーいトークの中でもっとも注目すべき点は・・・やはりどう考えても『キムタクが江頭2:50のLINEスタンプを使っている』という事実が判明したことでしょう(笑)
もっとクールなスタンプを愛用していると思いきや、まさかの江頭さんの、しかも音声スタンプ!!!
こんなん使って遊んでるんですね、キムタクさん。SMAPのメンバーに送ることもあるのかなぁ。ゴローちゃんくらいにはあるかもしれませんね。でもゴローちゃん受け取ったら眉をひそめそうw
ファンとしては新作の情報もうれしですが、こうしたプライベートな部分を覗けたときがイチバンうれしいですよね♪