キムタク主演「武士の一分」
木村拓哉氏と言えば人気アイドルで有名な家族のようなSMAPのメンバーの中でも、現在でも歌やテレビや映画などで活躍の国民的ヒーローであり、女性としては憧れの人です。
木村拓也さんが出演した映画で、強烈に印象に残っている一つがあります。
藤沢周平原作で、寅さんシリーズでお馴染みの山田洋次監督が始めてメガホンを取った時代劇映画で、「武士の一分」という江戸時代の小さな藩の家族の物語です。
江戸時代の幕末期における東北・出羽の国の小さな海坂藩の物語で、主演が木村拓哉演ずる三村新之丞で盲目の藩士を熱演していました。 家族である妻を演じたのは檀れいで、盲目の夫を支える大人しい良妻賢母の奥さんです。
併せて、脇の主役を演じたのが今は亡き名歌舞伎役者の坂東三津五郎氏で、憎まれ役の憎っくき悪役で演じていたのが印象的でした。
キムタク ヒット映画
特に、木村拓哉演ずる盲目の下級武士が、よんどころ無く果し合いをしなければならない状態に陥り、最後の真剣勝負の決闘のシーンは迫真的で胸を打つところでありました。
キムタク主演のこの映画は、松竹映画としては空前のヒット作となって、興行収入も40数億円にも達し、この映画としては歴代にしても最高記録を樹立したといわれます。
SMAPの5人の人々は何れも芸が達者な方々ばかりですが、中でも秀出ているのはこの映画を見てもお分かりのように木村拓哉氏ではないでしょうか。