『月の恋人〜Moon Lovers〜』は、2010年にフジテレビ系で放送されたテレビドラマ。全く異なる世界に住んでいるはずの3人の男女が、いろいろなカタチで関わりあっていく姿を描くちょっと複雑なラブストーリー。
道尾秀介が書き下ろした長編小説を基にストーリーが展開されていく。書き下ろしではあるけれど、椋森弥生を含めてドラマ版には登場しない人物が多数登場し、話も小説とまったく同じには作られていない。これについて道尾氏は著者のあとがきに「どちらが本当というわけではない」と記している。
放送局:フジテレビ
放送期間:2010年5月10日~7月5日
出演者 :
木村拓哉(SMAP)
篠原涼子
リン・チーリン
松田翔太
北川景子
竹中直人
温水洋一
渡辺いっけい
長塚京三
川平慈英
濱田岳
西山茉希
満島ひかり
あらすじ:
日本国内で急成長を遂げているインテリアメーカー・レゴリス社の社長である葉月蓮介は、中国進出を視野に入れていた。蓮介が選んだ進出先は、活気あふれる都市”上海”。そこで蓮介を待っていたのは、長年仕事を共にしているインテリアデザイナー・二宮真絵美、資産家令嬢で人気モデル・大貫柚月、そして中国人女性・リュウ・シュウメイとの運命の出会いだった・・・
海外ロケも敢行したけど視聴率が振るわなかったドラマ
キムタクが、2000年放送のドラマ『Beautiful Life』(TBS)以来なんと10年ぶりに主演したラブストーリー。しかも3人の美女との展開とあって、世のキムタクファンは毎回ギリギリしながら見ていたそうです。
10年ぶりというスパンと、これまでにないキムタクが3人の女性に翻弄されるというのストーリーに、高視聴率が期待されましたが、関東地区での初回視聴率は22.4%(瞬間最高は24.5%)を記録したものの、平均視聴率は16.8%にとどまり、キムタク単独主演作品では『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』、『アイ'ム ホーム』に次いで低い作品となってしまいました。(2015年8月現在)
主題歌は久保田利伸の書き下ろし曲
キムタクドラマ×久保田利伸といえば、ご存じ「LA・LA・LA LOVE SONG」。1996年に大・大ヒットしたドラマ「ロングバケーション」の主題歌です。この曲はスーパーモデル”ナオミ・キャンベル”との共演でも話題になったメジャーな一曲です。
この『月の恋人』ではそのゴールデンタッグが再集結し、14年ぶりにキムタク主演のドラマに曲を書き下ろすことになりました。
前回があまりにヒットしたため、作曲には苦労したと何かで読んだ記憶がありますが、いやいやいや、完成した主題歌「LOVE RAIN ~恋の雨~」めっちゃいいです。ドラマのプロデューサーは、どうしても”甘く、せつなく、ヤバい”『大人のラブソング』を主題歌にしたかったらしく、久保田さんに主題歌を依頼したそう。
せっかくのゴールデンタッグで視聴率が振るわなかったのは、ちょっともったいなかったですね。そんなこともあるさ~ということで!