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文学青年役がバッチリはまっているキムタクの「伊豆の踊り子」

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odoriko

 

『伊豆の踊子』(いずのおどりこ)は、大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人「川端康成」の初期の代表的短編小説で1926年に発表された作品。

1933年からこれまで映画・ドラマ・舞台などをあわせると15回ほどもさまざまな俳優・女優で演じられてきた名作中の名作です。キムタクが主人公のひとりである青年(役名はなく「私」とされている)を演じているこの作品は1991年にテレビドラマとして放送されました。

放送局:テレビ東京

放送日:1993.06.14および06.21(2回)

出演者:
木村拓哉
早瀬美里
加賀まりこ
柳沢慎吾
飯塚雅弓
大城英司

あらすじ:昭和初年の秋、一人の学生が先輩の小説家を訪ねて伊豆路へむかう。学生はそこで旅芸人の一行と知り合い、湯ケ島から湯ケ野へといっしょに豆路を下ることに。旅を続ける中、学生と踊子のあいだに淡い恋心抱き始める。一行は下田に着くと、学生は東京へ帰るときがきた。

 




20歳のキムタクが演じる純愛に胸がキュンキュン

当時の年齢と同じ20歳を演じるキムタクの出だしのナレーションはまだ少年ぽくて、最近のキムタクの声を知っていると、ちょっとびっくりします。

セリフもか細い感じの声ですが、「孤独や憂鬱な気分から逃れるために伊豆へ一人旅に出た青年」という設定には適役だと思いました。着物を着た体つきもきゃしゃでイメージにぴったり。

平成5年の作品になりますが、柳沢慎吾さんが声も見た目もまったく今と変わないのにもおどろき。キムタクは声も見た目も年相応になって魅力が増していますが、まったく変わらないのもすごいと思います。

それにしても、月9などのドラマでキスシーンも演じるキムタクが、もどかしい純愛を演じているのがとても新鮮。切ないラストシーンには胸がギュッ~っと苦しくなります。年月が経っても名作のストーリーは心に刺さりますね。

余談ですが、この作品の撮影時にキムタクが不思議体験をした話を本人がさんまさんとの番組で語っています。

 

 

 

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