今やアニメ好きとして知られているキムタクですが、ワンピース好きを公言するまでは、アニメスキのイメージは定着していませんでした。でもラジオではちょいちょいアニメについて話していたんですね。
2003年4月18日放送の「木村拓哉のWhat's up SMAP」では、今から13年前、当時30歳のキムタクがハマったおすすめのアニメを紹介していました。キムタクがハマったアニメセレクション、なかなか渋いんです、これが。
では、30歳のキムタクがおすすめするアニメをご紹介!
キムタクがリスナーさんにぜひ見てほしいアニメはこれ!!
「オレが昔ハマッてたアニメっていうのは、今、観直しても、オレね、良いと思うんですよ。絶対に。うん。多分、若いみんなが、今観ても『あっ、面白~じゃん、これ』って思ってくれるはずだと思うんですよ。だから、勝手に、無理矢理、ここで紹介しちゃいます!
ワタクシ、木村拓哉が若いみなさんに、ぜひぜひ観て欲しいアニメーションBEST3~~!!」
「え~、これはですね、僕が昔ハマッて、いろんな事を学んだアニメを発表するので、みなさん、ぜひですね、TSUTAYAさんに行ってですね、借りて観て欲しいと思います。
では、いきましょう。木村拓哉がハマッた、みんなにも観て欲しいアニメ、第3位は!
・・・・・・・“ニルスの不思議な旅”!
理由っていうのがですね、ま、ホントに僕が幼少時代、小学校の低学年かな?の時に、初めてオープニングの歌から魅せられてしまったマンガで。
んで~、まだその当時、何々から配線を引っ張ってきてCDに音を録音するなんてなかったから、ホントにラジカセをですね、TVのスピーカーに近付けて、録音ボタンを『頼むから、みんな静かにしてて!』っていう、『オマエ、ホントに、一言も喋んなよ!』っていう次元の中で、録音したのを覚えてますね。“ニルスの不思議な旅”のオープニングの歌を。うん。
♪Oh,come on up Nils 旅に出かけよう~準備なんかいらない~♪っていう、あの歌をダビングしてる時に、今っでも!覚えていますね、ウチのオフクロが掃除機かけやがったの。もう、ほんとにケンカになりましたね、マジで。初めてかもしんない、オフクロとそんな険悪なムードになったの。うん。ま、そんなオフクロも、今日、4月18日、誕生日という事で、ええ、HAPPY BIRTHDAYなんですけども。
ニルスっていうね、ホントにあの、悪さばっかりしてたね~、男の子がね~、魔法使いに、『お前、そんな悪さをしてるばっかりでダメだ』って言って、で、ちっちゃくさせられちゃうんですよ。魔法かけられて。うん。
で、雁(タカ)の群れと共に世界を旅するっていう話なんですけど。これは、ホント、良い話なんですよ。ホントに。これ、良い話だよ。最近、DVDにもなったらしいですね。」
「え~、続いていきましょう。これ恥ずかしいね、案外。言ってくの。
私、木村拓哉がハマッた、みんなにも観て欲しいアニメ、第2位は!
・・・・・・・“あしたのジョー”です!
僕が初めて、映画館に足を運んだ作品が“あしたのジョー”ですね。
今でも覚えています。渋谷です。渋谷の駅前の東急文化会館。叔母さんに連れられて行きましたね。今でも覚えてんのが、僕も、観てる時にある程度、感動はしてたんですけど、連れてってくれた親戚の叔母さんが、ホント、号泣してるんですよ、俺の横で。ホンットに。俺、それが一っ番、印象に残ってて~、『大人がマンガ観て泣いてる~』っていうのがすごい衝撃的でしたね。うん。
個人的には、“あしたのジョー”に出てくる矢吹ジョーっていう主人公がいるんですけど、僕、矢吹ジョー派じゃないんですよ、僕って。僕は、どっちかっていうと、力石徹派なんですけど~。サブポイントキャラとしては、カーロス・リベラっていうね、パンチドランカーになってしまうキャラクターがいるんですけど~、あの人も好きですね。
あの人がね~、パンチドランカーになってしまって、シャツのボタンをね、はめられないシーンがあるんですよ~。それをね、ジョーがね、『な~にやってんだよ~、おい。じゃ、貸してみ。俺がはめてやるよ』つって言って、ジョーがはめようとした時に、『・・・あれ?俺もはめらんねぇ』っていうね、あのちょっとね~、あの心境を味わって欲しいね!ホントに。
この土日に、ホント時間がある人は『うわっ。ひょうっとして、ジョーもパンチドランカーに・・』みたいな。あの気持、イイんだよなあ。う~ん。
俺、ゴメンね~。自分のドラマの話をしている時より盛り上がってるよねw
マンガの話をしてる時の方がね。これ、ヤバイ現象ですよね~。ええ、じゃ、ちょっと、ヤバイ事を悟られる前に、さっさといきたいと思います。」
キムタクおすすめアニメ第一位は!?
「私、木村拓哉がハマッた、みんなにも観て欲しいアニメ、第1位は!
・・・・・・・“わが青春のアルカディア”
あ~~言っちゃった~。
あ~、これ言っちゃった~。
長いよ、ゴメンね、こっから長いよ。ホントに。
あの、このね“わが青春のアルカディア”、まあ、主人公キャプテンハーロックっていう、まあ“ONEPIECE ”と一緒に、海賊なんですけどね。
ゆいいつ違うのは、地球上の海を旅する海賊じゃないんですよ。宇宙が海なんですよね。宇宙という海をさすらう海賊という、うん、キャプテンハーロックっていう登場人物が出てくるんですけど。そのハーロックが乗る船がアルカディア号っていうね。和訳すると、アルカディアっていうのは“理想郷”っていう意味なんですけど。」
「ま、松本零士さんを、ここで俺はリスペクトしたなって言っても、過言ではないですね。まずね、松本零士さんのね、枝別れしてしまうと、まず“ヤマト”っていうのがありますよね、“宇宙戦艦ヤマト”。“宇宙戦艦ヤマト”ってのを書いたんですけどね。で、有名なのが、その後に、“銀河鉄道999”っていうのがありますよね。
でね~、またね~、良い具合に、この“銀河鉄道999”、そして“宇宙戦艦ヤマト”、“女海賊エメラルダス”、そして“宇宙海賊キャプテンハーロック”、このまあね、“わが青春のアルカディア”っていうのがね、上手~い具合にね、作品の中でね、なんていうのかな?リンクしてくっていうか、同じ宇宙、一つの宇宙の中での出来事なんだなっていうのがね~、要所要所でね~、かすってんのよ、イイ具合に。も、これ最高ですよ、ホントに。びっくりするから。
まあ、今、俺のこのしゃべってる事を、『オマエ、バカじゃん。何、言ってっか分んねぇよ!』っていう方もぜひ観て下さい!」
「オレがこんだけ興奮してる理由が多分分かってくれると思うんですけど。でも、大変じゃないですかね~。“宇宙戦艦ヤマト”と“銀河鉄道999”と“女海賊エメラルダス”と“わが青春のアルカディア”を、全部観なきゃ分んないですからね、これ。夏休みぐらいまで、ひょっとしたら、かかっちゃかもしれませんが、ゴールデンウイークっていうのがありますからね、みなさん。これ、マジ、ちょっとマジで、ホント観て、リスナー。
じゃあ、今日はちょっとね、アニメの話、盛り沢山だったんで、ここは一つ、アニメの中のキャラクターでお別れをしたいと思います。それでは、来週のこの時間までワッツアップ!木村拓哉でした。
「おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ、おいっ」
これ、“千千尋(せんちひ)”のダルマねw」
ーーーー最後はなんとジブリ系の物まねで〆てくれたキムタクですが、いや、ほんとーにアニメが好きみたいですね。毎回アニメとかマンガの話になると異様にテンションが上がるキムタク様です。
この放送から13年経った今のおすすめもぜひ知りたいものです♪