キムタクがずっと希望していたスタジオ・ジブリ作品への出演。その夢が叶ったのはなんといきなり主演という、なんともラッキーな声優デビューとなりました。
大好きなジブリ作品に出演できること、そして子供たちと奥さんからの期待もあって、とても張り切りつつもプレッシャーを感じていたとか。
その反動か、ハウルの収録当時に自分のラジオ番組で、スタジオ・ジブリや宮崎監督についてものすごーーーく語っていた時期がありました。こんなことまで話しちゃったいいの?ってくらいキムタクが突っ走ってますw
その様子をお伝えしますね。
2004年4月30日放送「木村拓哉のWhat's up SMAP」より
(ハウルの動く城って、もう12年前っ!?)
「んでね、“ハウルの動く城”なんですが、まぁ先ほどね、”前半を録り終えました~”っていう風に言ったんですけども。
宮崎駿監督っていう存在って言うのは、もちろん、まぁ自分は、以前からほんっとに色んな作品を観た立場だったので、ちょろっとドキュメント番組とかで~実際のね、宮崎さんがこうテレビに映ってて、色んな事をお話してるのは観てたんですけど、
実際に自分の肉眼でその人物を、ねぇ?自分の視力で、自分の肉眼で、バァッて自分の中に取り込んで、その人とのコミュニケーションを図るっていうのは、初めての機会だったので、『どんな人なんだろう?』と思ったんですけど。」
--------------キムタクも相当どきどきだったみたいですね。あれだけ有名になってたキムタクでも宮崎監督はあこがれの存在だったんですね。
思っていたのとちがう宮崎監督にびっくり
「あのね~ヒゲが無かったんですよ!これ、ビックリ。ヒゲはきれ~いに剃ってましたね。”あれっ?!”って。オレ、一瞬ね、ホントに ”あれっ?!ちがう人?”っていう、”んっ?!”っていう感じはあったんですけど。
でもいつもの白髪の感じ?と黒ぶち眼鏡の感じ?は、残ってらっしゃったので、”あっ!ヒゲは無いけど、宮崎さんだ!”みたいな感じでしたね。
んで『ハウルっていうのは、こぅいう少年なんですよ』『こぅいう青年なんです』っていうのを、宮崎さんからバッーって話し始めてくれたんですよ。
”わ~良かったぁ~”と思って耳を傾けてたら、『あの~すいません、監督、何を言ってるかよく分かりません・・・』っていう(笑)感じの説明を受けてですね、『あっ、分かりました!』っていう、”お前、絶対ウソだよね?”って、”分かってないよね?”っていう返事をちょっとして、え~本番に臨んで。
でもホントね、思った。あの人ね、白ヒゲが生えた少年だな、うん。白ヒゲの生えてる少年ですよ、ちょっとお腹は出てるかもしれないけど。お腹は、ちょこっと出てるかな?って感じだったんですけど、あ~の、ホントそう思った。
確かに、ねぇ、今まで生きてきた年数は、まぁ今の宮崎監督の実年齢かもしれないけど、『まんまじゃねぇかな?』と思いましたね、う~ん。凄いその、何か出てくる言葉一つひとつに、『うわっ、この人、面白れぇな』『うわっ、この人、面白い』『やっぱり面白いな~』っていう感動はあったんですけども。」
-------------そんなキムタクもピュアな少年状態w
キムタクを上手く誘導してくれたジブリのみなさん
「その言葉を受けて、実際に作業に入って、まぁ自分もそういう実際の動くアニメーションに合わせて、自分が色んなね、台本に描かれている台詞をしゃべるっていうのは、ホントに初めての経験だったので、”うわ!どんな空気なんだろう?”だとか、実際にホントに世界のブランドにもなってますけども、その“ジブリ”っていう、あのまた絶妙な響きがボクに凄く心地よいプレッシャーを与えてくれていたので。
ジブリのスタジオで、「自分がどういう風にどうやって作業をすればいいんだろう?」と思って、けっこう頭抱えてたんですけど。ホントにね、ジブリのスタッフの皆さんが、何かすっごく、なんだろう?良いように自分を誘導してくれたというか、「はい、バックオーライ、バックオーライ、はい、ストップ~!」っていう感じ。
まるでガソリンスタンドの威勢のいい、すごく、なんだろう?お願いしやすい従業員の方達みたいに、う~ん、すっごい!自分をいい感じで誘導してくれて、やってくれましたね、うん。」
------------- ジブリの作品って、こんな風に出演しているが気持ちよ~くお仕事できるから、魅力的で、わくわくして、夢がいっぱいで、世界中の人がひきつけられるのかも知れませんね。
その2に続きます。