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「万俵はアホや・・・」と思いながら演じていたキムタクの真意とは

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TBSの開局55周年記念番組として超豪華な俳優陣を起用し、瞬間最高視聴率では関東が35.5%、関西が44.9%を記録した大ヒットドラマ「華麗なる一族」。

キムタクにとっても特別な作品となったようです。それは、高視聴率を取れたことや大御所との共演で主役を張ったことに加え、主人公・万表鉄平の生き方を通して、世間に伝えたいことへの想いが強くなったことにあります。

実はキムタクは万表鉄平を演じながら、「こいつアホや・・・」と鉄平の生き方にまったく納得していなかったそうです。

その一連の内容を、2007年3月23日放送の「木村拓哉のWHAT'S UP SMAP!」の冒頭で、”キムタクが話したいこと”として紹介していました。キムタクの言葉を一気にそのまま掲載します。 

 

鉄平の決断に対してボクとしては全くもって全否定ですね。

「ドラマ『華麗なる一族』、無事日曜日に最終回を迎えました!みなさんからホントに沢山のリアクション頂きました。ありがとうございます。

え~、でもその話をする前に、まず、ボクが話しておきたい事、今日はこれから始めさせて頂きたいと思います。」

 

「万俵鉄平はね、みなさんもごらんになったと思いますけども、最後に自ら命を絶つ、と言うね、あぁ言う決断をしたわけですが、鉄平の決断に対して、ボクとしては、木村拓哉としては、もう、全くもって全否定ですね。

ドラマを否定してるわけじゃないですよ?

そういう、自分で命を絶つという事に対しては、ボクの中では全くもう、全否定ですね。」

 

「だってあれだけ鉄を造るという事に対して、熱意を持ってた人間で、仲間も沢山いたし、奥さんがいて、子供がいて、っていうその立場にありながら、それを残してああいうね、行動を取るっていうのは、どんな理由があるにせよ、どんなに辛い立場に置かれても、それはダメだろっ!って言う風にボクは思いますね。

まぁ、前にどこかのインタビューで、鉄平の最後の決断だけは木村としては認められないみたいな事をボクは言ったと思うんですけど。多分、新聞かなんかのインタビューで答えさせていただいたと思うんですけど。」

 

「もちろんね、原作通りの結末なわけですけど、自分的には別の結末があってもいいとは思いますね。

死ぬと言う事で終わせるんではなくて、違う逃げ方もあるだろ・・・?とは思うんですよ。生き恥をさらすって、別に恥にはならないと思うんです、鉄平の立場としては。

色んな話はしましたよ。ボクはだから絶対に、自分で自分の命を絶つと言う事に対して、肯定的な終わり方はしたくないって。」

 

「監督とも、ジャイさんとも、瀬戸口さんとも話をさせてもらったし。

見て頂いた方はわかると思うんですけど、それでボク、足させてもらったんですよ、最後。遺書の文面には無いんだけど、鉄平のナレーションとして 『どうしてぼくは明日の太陽を見ないんだろう・・・』っていう言葉を出させてもらったんですよ。

そのまま終わらせて、みんなに考えてもらうっていうよりも、きっぱり作り手側の意図をちゃんと残しとかないと、これダメだな~と思って。それで足させてもらったんですよ。

ま、だから、この結末は反面教師として、みんなに受け止めて欲しい、と思いますけどね。」

 

「鉄平にはこんな曲を聞かせてやりたいですね。ボン・ジョヴィで 『IT'S MY LIFE』。この曲ね、ボンジョヴィですからロックなんですけども、言ってる事はね、”ちょっと万俵鉄平ここに来てこれ聞け!”って言いたくなるくらいのメッセージを言ってるんですよ。

命ある限り精一杯生きようっていう、それがオレの生き方だっていう風に歌ってる、歌なんですね、これ。」

 

「『華麗なる一族』の終わり方について、さまざまな感想ありましたが、正直あの結末を知りながらずうっと撮影してたわけなんですが、チラチラね、自分の中にあるんですよ。

頭のどこかというか、意識のどこかに最後のね、ああいう決断をする鉄平ってのが、なんか見え隠れするんだけど、撮影してる最中、他のね、色んなシーンありましたけどその時は全部振り払ってましたね。どけ、どけ、どけ、どけ~っ!!って。」

 

「最終的に何かその方向性が、パコ~ン!って、ほんとに自分としては納得いかない方向性なんですけど、ちゃんとレールがカチャってはまったのは、大介さんと日本平(ホテル)の万俵家の庭で言い合った後ですかね、最終回のね。

それまでは全部振り払ってやってましたから。もし自分が鉄平だったらどうしただろうとかは、ホント考えましたね。絶対死なないですね~ボクだったら・・・。

早苗さんに会いもせず、電話で別れを告げるシーン・・・

別れというか、一方的にホント自分勝手だと思うんですけど、鉄平って。そういう部分では、弱い上で自分勝手な奴だと思うんですけど。あのシーンとかやってる時に、サイテーでしたね、ホホホ~ン、ホントに(笑)

”こいつ、アホや~!”とか思いながら演ってましたね。」

 

--------なんとキムタク、あの大ドラマの主人公の性格をブッタ切りです!

コメディドラマの主人公ならまだしも、超シリアスな内容のドラマの主人公を「アホ」呼ばわりするとは!

でもこれは、ちゃんとワケがあってのことだと自身で説明していますから、みなさん納得して読んでいると思います。

作り手の意図がキチンと視聴者に届いて、意味のある作品にするために監督さんたちと話し合って作り上げる姿勢があるからこそ、終了したあとも見続けられるのだと思います。

それにしても、どのキムタクドラマにしても言えることですが、彼ってこうしてドラマが終わったあとにワッツで裏話的なことを披露するじゃないですか。例えば、ラブジェネの渋谷のシーンでは、牡蠣に当たっていたとか(笑)。

そんなエピソードを知りつつそのドラマを見直すとちがった感覚で観れて、ひと粒で2度美味しいんですよね~♪

なのでラジオでの裏話はワッツはずぅ~っと続けて欲しいです!!

 

 

 

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